自宅で映画を鑑賞をする“おうち映画”のご参考に!
映画.com編集部が選んだ「おすすめの面白い映画ランキングTOP30」をご紹介します。
ここでリストアップしたのは、洋画・邦画・ジャンルを問わず映画ファンから圧倒的な支持を集める“名作”ばかり。映画初心者の方が観れば“映画を観る楽しさ”がダイレクトにわかる。そして映画ファンの方も「改めて観よう」と思えるような、そんな王道中の王道の作品を選んでみました。
※この記事では、映画.comが総力を挙げて1200本の名作・傑作をリスト化した「映画.com ALLTIME BEST」のなかからチョイス。1200本をCheck-in(ユーザーのお気に入り機能)数順にソートし、ランキング化しています。なおCheck-in数や星取りは2021年12月1日時点。集計の都合上、2010年代の作品が多くなっています。
- 1 ●10位:「カメラを止めるな!」(2017年) Check-in:3万1532人 ☆3.9
- 2 ●9位:「アベンジャーズ エンドゲーム」(2019年) Check-in:3万1547人 ユーザー評価:☆4.3
- 3 ●8位:「万引き家族」(2018年) Check-in:3万1809人 ☆3.8
- 4 ●7位:「グリーンブック」(2018年) Check-in:3万5092人 ☆4.2
- 5 ●6位:「パラサイト 半地下の家族」(2019年) Check-in:3万8118人 ☆3.9
- 6 ●5位:「グレイテスト・ショーマン」(2017年) Check-in:3万9316人 ☆4.1
- 7 ●4位:「ラ・ラ・ランド」(2016年) Check-in:4万3852人 ☆3.8
- 8 ●3位:「ジョーカー」(2019年) Check-in:4万4947人 ☆3.9
- 9 ●2位:「君の名は。」(2016年) Check-in:4万6675人 ☆4.0
- 10 ●1位:「ボヘミアン・ラプソディ」(2018年) Check-in:5万2566人 ☆4.2
●10位:「カメラを止めるな!」(2017年) Check-in:3万1532人 ☆3.9
とある自主映画のクルーが山奥の廃墟でゾンビ映画の撮影をしていたが、そこへ本物のゾンビが襲来。ディレクターの日暮は大喜びで撮影を続けるが、クルーの面々は次々とゾンビ化していき……。
スカッと爽快なくらい驚きたい。映画を観る純粋な喜びを味わいたい。そんなときにおすすめだ。
映画専門学校「ENBUゼミナール」で製作された“超小規模作品”ながら、公開されるや口コミが広がり社会現象化。最終的には興行収入31億円超(1000万円いけば大成功とされたなかでこの結果!)を叩き出した“奇跡の映画”だ。
前半と後半で大きく“色”が異なる構成や、映画好きを唸らせる緻密な脚本、あっと驚かされるどんでん返し的な仕掛け、30分以上に及ぶ長回しなど、さまざまな挑戦が満載。「1度観たら、必ず2度観たくなる」とも評された作品の力がずば抜けている。
●9位:「アベンジャーズ エンドゲーム」(2019年) Check-in:3万1547人 ユーザー評価:☆4.3
前作「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」で、宇宙最強の敵サノスに立ち向かうも、ヒーローたちを含めた全人類の半分を一瞬で消し去られてしまうという敗北を喫したアベンジャーズ。残されたメンバーたちで再結集し、サノスを倒して世界や仲間を救うため、史上最大の戦いに挑む。
とにかくすごいスケールの、圧倒的な映画が観たい。すさまじくアツい展開を目撃し、絶叫したい。そんなときにおすすめだ。
世界中の映画ファンを死ぬほど熱狂させている「アベンジャーズ」シリーズの第4弾。世界興行収入歴代1位の記録を樹立した“歴史的一作”であり、公開年はほぼこの作品の話題で持ちきりだった。
鑑賞時に押し寄せるのは、鼻血が出そうなほどの映画的興奮と感動の大波。11年続いたシリーズの“ひとまずの完結編”であり、あるキャラクターたちへのお別れを告げる時間もきちんと用意されている。
●8位:「万引き家族」(2018年) Check-in:3万1809人 ☆3.8
東京の下町に建つ古い平屋に、ある家族が住んでいた。彼らは生活費を万引きで稼ぐ“底辺一家”だったが、いつも笑いが絶えない日々を送っている。そんなある冬の日、父・治が近所の団地の廊下で、幼い女の子を発見し、自分たちの娘として育てることになるが……。
何が正しくて、何が悪いことなのか? どこか重たい物語だけれど、考えさせられて、価値観が変わって、そしてじんわりとした感動が胸に残る。そんな体験がしたいときにおすすめだ。母役の安藤サクラによる熱演が白眉で、「芝居はこんなことまで表現できるのか」などと話題になった。
世界的に高く評価されるヒューマンドラマの名手・是枝裕和が監督し、家族ぐるみで軽犯罪を重ねる一家の姿を通して、人と人とのつながりを描く。第71回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞。91回アカデミー賞では、外国語映画賞ノミネート(日本映画では10年ぶりとなる)を果たすなど、超がつくほどの“世界的評価”を獲得した。
●7位:「グリーンブック」(2018年) Check-in:3万5092人 ☆4.2
第91回アカデミーで、大方の予想を覆し、作品賞に輝いたヒューマンドラマ。人種差別が色濃く残る1960年代のアメリカ南部を舞台に、黒人ジャズピアニストとイタリア系白人運転手、正反対の2人が旅を続ける姿を描く。
気持ちよく笑えて、温かい涙を流せる映画を観たい。人生の大切な一本に出合いたい。そんなときにおすすめだ(ウイスキーなどを飲みつつ、ヘッドフォンで音を楽しみながら観るのが良い)。
驚くべきは、これが実話を基にしているという点。「メリーに首ったけ」のピーター・ファレリー監督による軽妙な演出や、正反対の2人を演じたビゴ・モーテンセン&マハーシャラ・アリの心地よいセリフ回しなど、いわゆる“ずっと観ていられる”系の映画である。
●6位:「パラサイト 半地下の家族」(2019年) Check-in:3万8118人 ☆3.9
ある貧しい家族が、裕福な家族に“寄生”し、思いもよらぬ事件を引き起こす姿を描く。第92回アカデミー賞では作品賞に輝いており、外国語映画としては史上初の快挙に、世界中が驚きと称賛の声を送った。
笑っていいのかゾッとすればいいのか、正体不明の感情を味わいたい。どんどんヤバさを増していく展開に“体の芯から驚愕”したい。とにかくクオリティの高い映画を観たい。そんなときにおすすめだ。
キム一家は家族全員が失業中で、その日暮らしの貧しい生活を送っていた。そんなある日、長男ギウがIT企業のCEOであるパク氏の豪邸へ家庭教師の面接を受けに行くことに。そして妹ギジョンも、兄に続いて豪邸に足を踏み入れる。正反対の2つの家族の出会いは、想像を超える悲喜劇へと猛スピードで加速していく……。
「殺人の追憶」「グエムル 漢江の怪物」「スノーピアサー」などのポン・ジュノ監督によるキレッキレの演出と物語展開が、とてつもない。主演ソン・ガンホの名状しがたいオーラもすごいが、そのほかの登場人物もひとり残らず魅力的だから本当に観ていて楽しい。
●5位:「グレイテスト・ショーマン」(2017年) Check-in:3万9316人 ☆4.1
「地上でもっとも偉大なショーマン」と呼ばれた19世紀アメリカの実在の興行師P・T・バーナムの半生を描いたミュージカル。苦境のなかにも希望を見出す力強い楽曲、魂の歌声、強烈なカタルシスをともなう物語などが涙腺を刺激するため、「同年公開作の中でもNo.1」と推す人も多い超人気作。
とにかく感動したい。熱い涙を流したい。明日への活力がほしい。そんなときにおすすめだ。
貧しい家に生まれ育ち、幼なじみの名家の令嬢チャリティと結婚した“P・T・バーナム”ことフィニアス。妻子を幸せにするため努力と挑戦を重ねるフィニアスはやがて、さまざまな個性をもちながらも日陰に生きてきた人々を集めた誰も見たことがないショーを作り上げ、大きな成功をつかむ。しかし、そんな彼の進む先には大きな波乱が待ち受けていた。
●4位:「ラ・ラ・ランド」(2016年) Check-in:4万3852人 ☆3.8
オーディションに落ちて意気消沈していた女優志望のミアは、ピアノの音色に誘われて入ったジャズバーで、ピアニストのセバスチャンと最悪な出会いをする。
そして後日、ミアは、あるパーティ会場のプールサイドで不機嫌そうに80年代ポップスを演奏するセバスチャンと再会。初めての会話でぶつかりあう2人だったが、互いの才能と夢に惹かれ合ううちに恋に落ちていく。
気分が高揚し、幸福感が胸いっぱいに広がるミュージカルシーンが最大の見どころ。それだけではなく、ミアとセバスチャンの恋と、“普通のハッピーエンド”とはいかない意外かつ感動的な結末が、世界中の観客の涙を誘った。
普通じゃないラブストーリーを観たい。幸福感に全身を浸したい。そんなときにおすすめだ。第89回アカデミー賞では、史上最多となる14ノミネートされ、デイミアン・チャゼル監督の監督賞(史上最年少)など6部門で受賞を果たした。
●3位:「ジョーカー」(2019年) Check-in:4万4947人 ☆3.9
「どんな時でも笑顔で人々を楽しませなさい」という母の言葉を胸に、大都会で大道芸人として生きるアーサー。しかし、あまりにも滑稽な彼に対し、世間は冷たかった。コメディアンとして世界に笑顔を届けようとしていたはずのひとりの男は、やがて社会にすり潰され、狂気あふれる悪へと変貌していく。
「バットマン」におけるカリスマ的悪役として広く知られるジョーカー、その誕生秘話を映画化。主演ホアキン・フェニックスによる化け物じみた怪演などが規格外の評価を得て、第79回ベネチア国際映画祭ではアメコミ映画作品としては史上初めて金獅子賞(最高賞)を受賞し、大きな話題となった。
身震いするほど強烈な物語を摂取したい。心の底から感嘆するような芝居を観たい。そんなときにおすすめだ。
●2位:「君の名は。」(2016年) Check-in:4万6675人 ☆4.0
1000年ぶりという彗星の接近が1カ月後に迫ったある日、山深い田舎町に暮らす女子高生の宮水三葉は、自分が東京の男子高校生になった夢を見る。日頃から田舎の小さな町に窮屈し、都会に憧れを抱いていた三葉は、夢の中で都会を満喫する。
一方、東京で暮らす男子高校生の立花瀧も、行ったこともない山奥の町で自分が女子高生になっている夢を見ていた。心と身体が入れ替わる現象が続き、互いの存在を知った瀧と三葉だったが、やがて彼らは意外な真実を知ることになる。
胸がきゅっとなるような感動を味わいたい。感情が解放され涙があふれるような体験がしたい。そんなときにおすすめだ。
興行収入250億円を超える歴史的な大ヒットを記録し、社会現象を巻き起こした新海誠監督による傑作アニメーション。楽曲と疾走感のあるカタルシスあふれる演出や、繊細で美麗な風景描写が特徴。本作以後、「君の名は。」を彷彿させるアニメ映画が多数出現した。
●1位:「ボヘミアン・ラプソディ」(2018年) Check-in:5万2566人 ☆4.2
世界的人気ロックバンド「クイーン」のボーカルで、1991年に45歳の若さでこの世を去ったフレディ・マーキュリーを描いた伝記ドラマ。“生涯ベスト映画”に推す声も少なくない、あなたの人生に殴り込みをかけるような感動作だ。
“映画史に残るラスト21分”と激賞されたクライマックスシーンや、観る者の魂を揺さぶるラミ・マレック(マーキュリー役)の演技が最大の見どころ。経験したことのない感動を味わいたい。この先の数十年、記憶に残り続けるような映画を観たい。そんなときにおすすめだ。
公開前の評論家筋の評判はあまり高くなかったが、封切られるや世界中で観客の熱狂を呼ぶ。日本では2018年公開作でトップとなる興行収入130億円を突破、第91回アカデミー賞でも4部門を受賞した。ちなみにマーキュリー役のラミ・マレックと、マーキュリーの恋人役のルーシー・ボーイントンは、現実でも恋人同士である。
以上が、、、